暑すぎです!熱中症にご注意ください
このブログをご覧の方の中にこの前の大雨の被害を受けた方はおられなかったでしょうか?
無力な私には被災地の一刻も早い復興をお祈りすることと些細な募金程度しかできないのが心苦しいのですが・・・。
さて、各地で大きな被害をもたらせた大変な大雨でしたが、止んでみると一気に真夏の暑さが襲ってきました。
雨のあとの湿気も相まって蒸し暑く、過ごしにくい日が続きそうです。
年配の方で「エアコンを使うとしんどい」とか「エアコンに当たると肩がこる」「冷やすと体に悪い」などといった理由で冷房を毛嫌いしていることがあります。
また、若い方でも謎の温活やエコに異常に傾倒していらっしゃる方なんかは冷房を全然使わないという、なにかの修行の様な生活をしていらっしゃたりします。
結論から言いますが、エアコンは使ってください!
この数年の夏の暑さは異常です。平均気温も毎年どんどん上がっています。
精神論者の体育会出身者の人が、熱中症で亡くなる若い学生さんのニュースを「最近の子は根性も体力も無い。我々の学生時代は水分補給もできなかったし練習時間ももっと長かったが倒れたりする人は滅多にいなかった。」とお得意の精神論や根性論で片付けしようとします。
しかし、私も同じ学生時代部活動でスポーツをしていた人間ですが、(私が高校生だった)15年前の夏とこの2~3年の夏なら「確実にこの2~3年の方が暑い!」と感じます。
ふと、実際の数字はどうなのかと思い、気象庁の過去のデータを閲覧してみました。
数字で見るとわかりやすいですね。
確実に年々暑くなっています。
さらに平均値や最高値、最低値をまとめてみました。
2017年8月 日平均 29.1度 平均最高気温 32.6度 平均最低気温 26.6度 最高気温 35.2度 最低気温 23.9度
2005年8月 日平均 28.3度 平均最高気温 31.5度 平均最低気温 25.9度 最高気温 34.8度 最低気温 22.2度
1980年8月 日平均 25.5度 平均最高気温 29.2度 平均最低気温 22.8度 最高気温 32.3度 最低気温 20.0度
いかがでしょう?こんなに違います。
温暖化の影響であったり、ヒートアイランド現象であったりいろいろな要因はあるのでしょうが、確実に気温の変化があります。
外気温が30度を超えている時は室温はエコ設定の28度くらいで外よりは少しは涼しい状況を作るようにしてください。
エアコンで体調が崩れるとか、肩がこるとか、言ってる場合ではありません。
熱中症になると最悪の事態では死に至ります。
軽く済んでも秋や冬まで不調をダラダラと引きずることもあります。
エアコンで多少体調が崩れようと、肩がころうと、死には至りません。
天秤にかける重みが違います。
温活で健康を手に入れようとして熱中症で不健康になっていたのでは何の意味もありません。
そもそも、私は過度な温活を危険視しています。
(2018/6/11 過度な温活に物申す コチラから過去の記事を参照下さい)
汗をだらだら流しながらエアコンを使わず、「冷やすのは悪」と耐える姿はまるで修行僧。温活教信者か嫌冷房教団とでも呼びましょうか笑。
エアコンの28度設定くらいで体温が下がってしまう、自分の体温を維持できていない、という状況でしたら、その温活はそもそも破綻しています。維持できないということは外的な熱刺激で一時的な体温上昇させているにすぎません。見た目の温度が変わっただけで体質や基礎体温が本当の意味で上がったわけではないはずです。
やり方を変えるとか、もっと他の根本的に改めるべき生活習慣などがあるはずですので生活環境や習慣を見直してみてください。
エコの異常傾向されている方は・・・そうですね、心がけは立派だと思うのですが、やはり健康面ではとても危険な状態になりやすいので、できれば涼しい所に引っ越してするようにしてくださいね。
だからといって低い温度での使用は当然体に害ですので、適温で使用してくださいね。
外気温と5度以上差があると自律神経は乱れると言われています(冷房暖房ともに)
エコ設定の28度、下げたとしても26度くらいまでに抑えるようにしていただけると不調も出にくいかと思います。
昼だけでなく、夜間の寝ている間であっても熱中症になるという事例も時々聞きます。
寝るときも上手なエアコンとの付き合い方が必要だと考えています。
ここで重要なポイントがあります。
エアコンの風には直接当たらないような工夫が必要です。
直接当たらない風向を維持するとか、薄いタオルをかけておくとか、薄手の長袖長ズボンで寝る、といった工夫はあったほうがいいと思います。
また、寝る前の水分補給やミネラルの摂取も大事です。
よく、塩分(ナトリウム)の摂取は啓蒙されていますが、ミネラルはナトリウムだけではないですし、ミネラルは他のミネラルと共同で働くことが多く、どれかだけを単体で摂取してもあまり意味がありません。
バランスよく複合的に摂取してください。
ミネラルを単体で偏った摂取の仕方をすると血中のミネラルバランスが崩れ、余計に汗が出たり、血液の濾過をしている腎臓に余分な負担を与えたりします。ご注意ください。
夏の暑さが日毎に増しています。
エアコンの使用も体調管理の一部として上手に使用してくださいね!
画像は暑さ対策に水浴びするレオン笑。